行政書士という仕事をしていると、
「完璧に仕上げる」ことが求められる場面が多い。
数字の一桁、印鑑の位置、添付書類の順番——
どれも間違いがあってはならない。
でも、完璧を目指すあまり、
心がすり減ってしまう瞬間もある。
そんなとき私は、自分にこう言い聞かせている。
「完璧じゃなくても、誠実であれば、仕事は回る」と。
もちろん、雑でいいという意味ではない。
大切なのは“整えること”よりも“向き合うこと”。
たとえば、書類の一枚に迷ったとき、
ただ形式を優先するのではなく、
依頼者の思いに立ち返って考える。
その姿勢さえあれば、仕事はちゃんと前に進む。
私は几帳面とは言えない。
それでも、依頼者の想いを汲み取って、
最善を探すことならできる。
それが行政書士としての、私の「完璧」だと思う。
完璧さよりも、誠実さ。
書類を整える手の奥に、
相手の人生を想う気持ちがある限り、
仕事はきっと、今日も回っていく。
🐾まねまるの一言
「“正確さ”は手でできる。
でも、“誠実さ”は心でしかできないニャ😺💼」
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