【成年後見の一年:初めての“保佐”が教えてくれたもの】

こんにちは、行政書士のみどりです。

12月シリーズの第三回は、今年大きな意味を持った成年後見業務について振り返ります。

🐾 まねまる:

みどり先生、今年はついに初めての受任があったニャよね? それも“保佐”という、ちょっと難しい類型だったニャ。

💡 みどり:

そうなの。何年もコスモスみえ(コスモス成年後見サポートセンター三重県支部)に所属してきたけど、ずっと受任の機会がなかったんだよね。

そんな中で今年、コスモスを通して初めての受任があって、しかも保佐という責任の重い類型だった。

本当に緊張したし、身が引き締まる思いだったなぁ。

🐾 まねまる:

保佐って、本人の重要な手続きに関わる場面が多いニャ。 初めてで大変だったんじゃない?

💡 みどり:

うん、大変だったよ。 家裁とのやり取り、市町の福祉課、施設、医療機関… いろんな場所と、たくさんの人との調整が必要で。

でも同時に、「守る」という仕事の重みと、 「支える」ということの本質に触れられた気がする。

🐾 まねまる:

それに、ケース自体は短期間で終わったニャよね?

💡 みどり:

そう。それもまた予想外だったんだけど、 ご本人の状況の変化や、関係機関の判断が重なって、 担当期間は意外と短くなった。

でも短いからこそ、濃くて、深くて、忘れられない時間になったんだよね。

🐾 まねまる:

みどり先生、今年は後見業務の中でも、 「制度の外側にある気持ち」に触れる場面も多かったニャ。

💡 みどり:

そうだね。 制度は枠組みとしてとても大事だけど、 そこにいるのは“人”。

本人、ご家族、施設の方、支援者、医療。 たくさんの思いが交わるなかで、 行政書士としての関わり方を改めて考え直す場面も多かったよ。

🐾 まねまる:

先生、今年の後見の経験は来年にどう繋げたいニャ?

💡 みどり:

まずは、もっと知識と実務経験を深めたい。 そして、自治体の助成制度や家裁への申立手続きなど、 「困っている人に必要な制度が届く」ための支援を、もっと丁寧にやっていきたい。

今年は“はじめの一歩”を踏み出せた一年だった。 来年は、その続きを歩いていきたいと思ってる。


初めての成年後見受任は、私にとって大きな節目でした。 制度の中で人を支えるということの重さと温かさを感じられた、大切な一年でした。

これからも、必要な人にきちんと手が届くように、 そして自分自身も成長していけるように、丁寧に取り組んでいきます。

行政書士事務所&W(みどり&まねまる)

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