通訳よりも、通心でありたい

「国際業務専門」と掲げる行政書士を多く見かけるようになった。
在留資格、特定技能、永住、帰化。
国際化の流れの中で、こうした分野の需要が高まっているのは確かだ。

けれど私はときどき思う。
“支援”の名のもとに、日本側が一方的に譲ってばかりはいないだろうか。

たとえば、運転免許の相互認定制度。
一定の国の免許保持者は、日本の試験を受けずに免許を切り替えられる。
制度上は“相互”でも、実際の日本社会の中では「外国人だけが優遇されている」と感じる場面もある。
それはもはや支援ではなく、不均衡と呼ぶべきかもしれない。

日本の治安の良さ、人の丁寧さ、制度の充実。
こうした土台の上で暮らせることは、当たり前ではない。
だからこそ、この国に暮らす外国の方にも、
日本という社会へのリスペクトを持ってほしいと思う。
そして、私たち日本人もまた、
違う文化や価値観を学び取る柔軟さを失ってはいけない。

国際業務は、国境を越える書類を作る仕事ではなく、
“敬意を往復させる仕事”だと思う。
通訳ではなく、通心でありたい。
その気持ちを忘れずに、今日も机に向かう。


🐾まねまるの一言
「共生は“お互いさま”で成り立つニャ。
どちらか一方が譲り続ける関係は、共生じゃなくて依存ニャ🌏」

関連記事

  1. 後見制度を考えるときに大切なこと。

  2. 【事業承継】M&Aって実は中小企業にも関係ある話なん…

  3. 【遺言書と事業承継】後継者をきちんと決めておくために書くべき…

  4. 【補助金の種類①】国の補助金ってどんな特徴があるの?

  5. 【建設業×補助金⑦】ICT施工でどんな変化が?導入後のリアル…

  6. 元気なうちに備える「任意後見制度」とは?

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP