こんにちは、行政書士のみどりです。
最近の補助金でよく出てくるのが、「賃上げ要件」。
相談の場でも、よくこう聞かれます。
🐾 まねまる:
「賃上げしないと補助金もらえないんですか?」ってやつニャ。
💡 みどり:
そう。それです。
今日はこの「賃上げ要件」について、
誤解されやすいポイントを、できるだけ分かりやすく整理してみます。
① 賃上げ=その場で基本給を大幅に上げる、ではない
まず一番多い誤解は、
「今すぐ全員の給料を一律○%上げないといけない」というイメージ。
実際の制度では、
- 給与支給総額の増加
- 最低賃金との比較
- 一定期間内での上昇率
など、“期間”と“総額”で見るケースが多いです。
🐾 まねまる:
つまり、単純な「今月からドン!」ではないニャ。
💡 みどり:
はい。
多くは「事業が伸びた結果として、賃金も伸ばしてください」という設計です。
② なぜ賃上げが条件になるのか?
ここが実は一番大事です。
最近の予算資料を見ても、
補助金の目的は単なる設備導入ではなく、
- 生産性向上
- 付加価値の増加
- 持続的な賃金上昇
この流れが明確です。
🐾 まねまる:
補助金=賃上げそのもの、じゃないニャ?
💡 みどり:
そう。
補助金の本音は、
「稼げる会社になって、その結果として賃上げできる体質に」
というメッセージなんだと思います。
③ 一番怖いのは「なんとなく約束してしまう」こと
実務で一番気をつけたいのはここです。
賃上げ要件は、採択後にも関わってきます。
- 未達の場合の扱い
- 減額や返還の可能性
- 加点狙いで無理な計画を立てるリスク
「加点が欲しいから、とりあえず高めに書く」は、危険です。
🐾 まねまる:
猫でも、それは分かるニャ。
💡 みどり:
補助金は“採択されて終わり”ではありません。
実行して、検証される制度です。
④ じゃあ、どう考えればいい?
私は、こう整理しています。
- この投資で、売上・付加価値は本当に伸びるか?
- 人件費増を吸収できる利益体質になるか?
- 段階的な賃上げ設計は可能か?
賃上げを「条件」として見るのではなく、
事業計画の“結果”として説明できるかが大切です。
🐾 まねまる:
結局、「補助金ありき」にすると苦しくなるニャ。
💡 みどり:
はい。
賃上げ要件は怖い制度ではありません。
でも、軽く扱っていいものでもありません。
2026年の補助金は、
「計画の筋が通っているか」が、より強く問われています。
焦らず、冷静に。
一緒に整理していきましょう。
行政書士事務所&W(みどり&まねまる)










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