こんにちは、行政書士のみどりです。
これまで、成年後見制度のしくみや流れ、後見人の役割についてお話してきました。
今日は少し視点を変えて、「制度を使うかどうかを考える前に、大切にしたいこと」をテーマにお届けします。
🐾 まねまる:
後見制度って大事そうだけど、いつ使うのが正解なのか、ちょっと迷うニャ…。 判断能力が落ちてから考えるのは遅いのかニャ?
💡 みどり:
確かにタイミングは悩むよね。 でもね、後見制度は“使う・使わない”の二択じゃなくて、 まずは「本人がどう暮らしたいか」を丁寧に考えるところから始まるんだよ。
制度を使うかどうかは、その次の選択肢。
いちばん大切なのは気持ちの部分なんだ。
🐾 まねまる:
気持ち……生活の希望ってことニャ?
💡 みどり:
そう。 本人がどこで暮らしたいのか。 どんなサポートがあれば安心できるのか。 誰に関わってほしいと思っているのか。
後見制度を考える前に、まずそこを家族や周りの人と話してほしいなって思うんだ。
🐾 まねまる:
制度の前に“想い”があるニャね。
💡 みどり:
まさにそう。 たくさんのご相談を受けてきた中で感じるのは、 制度のしくみよりも、家族の気持ちの整理が大変ってこと。
「自分たちでできるところまでは頑張りたい」
「でも、無理をしすぎて関係が壊れるのは避けたい」
そんな揺れる気持ちの中で、後見制度が“選択肢のひとつ”になるのが自然なんだよね。
🐾 まねまる:
たしかに…制度を知る前に、家族の会話が必要ニャ。
💡 みどり:
うん。今日はそんな話をしたかったの。 次回はいよいよシリーズの締めとして、 「成年後見制度とうまく向き合うためのヒント」をお届けします。
制度の理解は大切だけど、その前に“どう生きたいか”を話し合うことがもっと大切です。
焦らずゆっくり、少しずつ考えていきましょう。
行政書士事務所&W(みどり&まねまる)







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