行政書士として、専門分野を持つべきかどうか。
これは今でも私の中で迷いがある。
SNSを見れば、「相続専門」「補助金専門」と掲げている先生が多い。
わかりやすく打ち出せるのは強みだと思うし、依頼者にとっても安心材料になるだろう。
でも、私はどうしても一つに絞れない。
建設業、補助金、相続、農地転用。
どれも実際にお客様がいて、私にとっては同じくらい大切な仕事だ。
それぞれに学びがあり、関わる人の人生がある。
そのどれもを「専門外」と切り捨てたくない。
もしかしたら、私は「専門家」というより、「通訳者」でいたいのかもしれない。
お客様の言葉にならない不安を汲み取り、制度の言葉に置き換えて届ける。
その役割こそ、私にとっての“専門”なのだと思う。
特化する勇気も、広げて受け止める柔軟さも、どちらも士業には必要だ。
私はこれからも、迷いながら、少しずつ自分の専門を育てていくつもりだ。
🐾まねまるの一言
「専門は“看板”じゃなくて“生き方”ニャ。
焦って決めなくても、歩いた道の跡が専門になるんだニャ🌿」
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