第1回:導入編「影だけ残る許可証事件」
「先生、実は困っとるんですわ。」
市の無料相談コーナーに現れたのは、地元で長年土木工事を営んできたという社長。年季の入った作業服と分厚い書類袋を抱え、不安げな表情を浮かべていた。
「うちの会社、昔ちゃんと建設業許可を取ったはずなんやけど…許可証がどこを探しても見当たらんのです。」
建設業許可証は事業の根幹に関わる大切な書類。私は「再交付ですか?」と聞いたが、社長は首を振る。
「いや、それが役所にも確認したんやけど、『許可の記録がない』って言われてしもうて。」
記録がない? そんなはずはない。まるで許可そのものが幻だったかのようだ。
その時、机の上で丸くなっていた相棒――猫のまねまるがむくりと起き上がった。
「ほほう、それは“影だけ残る許可証事件”にゃ!」
探偵帽をかぶり、虫眼鏡を構えて言い放つ。
ついに、事件の幕が上がった。
👉 次回へ続く🐾
🐾 登場人物紹介
- まねまる:探偵帽と虫眼鏡がトレードマークの猫。ひらめきで事件を解く名探偵。
- みどり先生:行政書士。冷静に法的視点でサポートし、まねまるの相棒として解決に導く。
- 依頼人:今回の相談者。建設業を営む社長。消えた許可証の謎に悩む。
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