【補助金の種類①】国の補助金ってどんな特徴があるの?

【補助金の種類①】国の補助金ってどんな特徴があるの?

こんにちは、行政書士の鷲尾です。

補助金には、さまざまな「出どころ(実施主体)」があります。
その中でも代表的なのが「国の補助金」です。

今回は、国(主に中小企業庁・経済産業省など)が実施する補助金の特徴について、
中小企業の経営者や個人事業主の方にもわかりやすく解説します。

国の補助金の代表例

中小企業を対象とした代表的な国の補助金には以下のようなものがあります。

  • ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(いわゆる「ものづくり補助金」)
  • 新事業進出補助金
  • 小規模事業者持続化補助金
  • IT導入補助金
  • 中小企業省力化投資補助金

いずれも全国の中小企業を対象に、経営改革・販路開拓・省人化・デジタル化などの取組を支援するものです。

国の補助金の特徴

国の補助金には、次のような特徴があります:

予算規模が大きい
→ 採択されれば、数百万円~数千万円の補助が受けられる場合もあります。

公募が全国一斉に行われる
→ 全国の中小企業が対象となるため、競争倍率が高くなりやすいです。

書類の内容が重視される(審査が厳格)
→ 事業計画書の完成度や数値計画の整合性が問われます。

電子申請が原則(GビズIDが必要)
→ 手書き・郵送は不可。事前のID取得が必要です。

申請から入金までに時間がかかる
→ 交付決定後の設備導入→実績報告→補助金交付という流れのため、
自己資金や融資などの資金繰りも重要になります。

「手間はかかるが支援は大きい」のが国の補助金

国の補助金は、準備に手間がかかる反面、支援の規模や制度の安定性が魅力です。
また、近年はデジタル化が進み、申請もすべてオンラインで完結するようになっています。

初めて挑戦する方にはハードルが高く感じられるかもしれませんが、
きちんと準備をして望めば、チャレンジする価値は十分あります。


次回は「地方自治体の補助金の特徴」についてご紹介します。

※本記事は2025年5月時点の情報をもとに作成しています。

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